医療事務の受付業務で毎日必ず行うのが「保険証の確認」です。でも保険証にはさまざまな種類があり、最初は戸惑うことも多いもの。私は大学病院の外来で22年間、毎日保険証と向き合ってきました。今回は、医療事務を目指す方が必ず押さえておきたい保険証の種類と確認のポイントをわかりやすく解説します。
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保険証は大きく3種類!それぞれの特徴を知ろう
日本は「国民皆保険制度」といって、すべての人が何らかの公的医療保険に加入しています。医療事務では主に以下の3種類を扱います。
① 社会保険(通称:社保)
会社員やその家族が加入する保険です。保険者(保険を運営する機関)は「全国健康保険協会(協会けんぽ)」や各企業の「健康保険組合」などがあります。
確認ポイント:
・被保険者(本人)か被扶養者(家族)かの確認
・保険者番号・記号・番号の正確な転記
・有効期限の確認(毎年更新されることが多い)
② 国民健康保険(通称:国保)
自営業・フリーランス・退職後など、社保に加入していない方が対象です。保険者は各市区町村になります。
確認ポイント:
・世帯主の名前と患者さんの名前が違うことがある
・市区町村によってカードのデザインが異なる
・転居時は保険証が変わるので要注意
③ 後期高齢者医療制度
75歳以上の方(または65歳以上で一定の障害がある方)が加入する制度です。保険証は薄紫色が目印で、見た目が他と異なります。
確認ポイント:
・自己負担割合が1割・2割・3割と異なる(所得による)
・誕生日に75歳になった月から切り替わる
・月の途中で切り替わる場合は計算が複雑になる
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受付での保険証確認、実務のコツ
現場では毎日大量の保険証を確認します。私が22年間で身につけた実務のポイントをお伝えします。
毎月1日は必ず確認する
健康保険は月単位で管理されています。月初めに保険証が変わっていないか確認することが基本中の基本。「先月も来てくれた患者さんだから大丈夫」は禁物です。月が変わったら必ず確認しましょう。
マイナ保険証への対応
現在、マイナンバーカードを健康保険証として使える「マイナ保険証」の普及が進んでいます。カードリーダーでの読み取り操作や、資格確認のシステム操作も医療事務の新しい業務のひとつです。
資格喪失に気をつける
退職や転職で保険が変わった場合、患者さんが古い保険証を持ってくることがあります。月末に資格喪失が判明すると、返戻(レセプトの差し戻し)の原因になります。少しでも不審に思ったら、患者さんに優しく確認しましょう。
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保険証確認のチェックリスト(まとめ)
受付時に確認すべきポイントをまとめます。
□ 保険証の種類(社保・国保・後期高齢者)を確認
□ 有効期限が切れていないか確認
□ 氏名・生年月日・保険者番号を正確に入力
□ 被保険者本人か家族(被扶養者)かを確認
□ マイナ保険証の場合は資格情報をオンライン照会
□ 月初め・初診時は必ず確認(再来患者でも油断しない)
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【まとめ】
保険証には社保・国保・後期高齢者の3種類があり、それぞれ確認のポイントが異なります。特に「毎月1日の確認徹底」と「資格喪失への注意」は、レセプトのミスを防ぐためにも欠かせません。まずはこのチェックリストを頭に入れて、受付業務に臨んでみましょう!


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